今日は休みをとって、落語を聞きに行ってきました。
いやー。落語おもしろい。演目をいかにこなすかというところもおもしろいのですが、噺家がどうやってお客さんをつかんでいくのか、間のとり方、ちょっとした小ネタ、声の調子などなど、あの気の配り方はすごいなー、と。春風亭一蔵さんが「その日の高座が上手くいくかどうかは、出囃子がなって舞台に上がって座布団に座り、お客さんたちと目があった直後に何を言うかで決まる」と言っていてなるほどなあ、と。プレゼンも、最初の一言に対する反応で、その日がうまくいくか苦労するかが何となく分かる時があるなと思ったり。
プレゼンやLTをみていて、聞いてもらうための努力が足りないと思う時があります。特にLT。制限時間があるものだから、いきなりトップギアで話し始めてしまう。お客さんが話を聞く準備ができていないため、おもしろいことを言ってもことごとくスベります。ネタがつまらないんじゃなくて、話を聞く準備ができていないから。頭に入ってこないから。こういうのはもったいない。人がやっているのをみてもったいないと思うこともあるし、自分がやっていて、ああしまったなと思うこともあるし。その点、喋りのプロである噺家さんは入念に聞いてもらえる状況を作っていきます。すごく勉強になる。
今日の講演、当然といえば当然ですが、平日の昼間なもんでお客さんの平均年齢はだいぶ高かったように思います。400人くらいは会場にいたはずだけど、もしかしたら私が最年少なんじゃないかと思うくらい。私くらいの世代からもっと若い人たちまで、会社帰りにちょっと飲みにくかーくらいのノリで、寄席に行けたら楽しいのにね。
勉強になったーとか意識高い風な感想はけっこうどうでも良くて、春風亭一之輔さんはめいちゃくちゃおもしろいし、古今亭志ん八さんの新作落語もなんだかスゴかったw でも今日の会場は演芸場と違って缶ビールとか売ってないので、次は演芸場に行こうと思います。
たぶんね。
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