2011年12月14日水曜日

就活生の金太郎飴状態に原因は他にあるのではないかと思う

「今年を振り返ると非常に多くの経験ができてとても良い年だった」と個人的には思うのだけど、その反面、私が関わっているモノゴトが次々とオワコン認定をいただき(受託、Flash、LT)来年はどうなっちゃうんだろうと今から不安に思ったりもします。

 そんな来年というか、今年というかちょいちょい就活生の見た目の金太郎飴ぶりが話題になって、可哀想、特徴がない、日本の教育がー、な展開をするわけですが、思うに、学生も全然アホではなく、むしろ私が学生だった時よりも今の学生のほうがシビアな世の中に接しているためかとても大人だししっかりしている(もちろんしていないヤツもいるが、そんなのはいつの世にもいる)。

 彼らは彼らなりに情報収集をし、傾向と対策をしっかり立てた結果があの金太郎飴ファッションだと思うのです。なぜそのように思うのかといえば、採用面接をやっている人達っていったい何を判断基準にして彼らを合否を判断しているのでしょうか? 本当に人の見た目に惑わされずに、その人の個性やら仕事への適正やらを判断できるているの? そう思うと甚だ疑問で、ファッションみたいなところは安牌をチョイスして、中身で勝負できるのならラッキーだけど、あとは筆記試験やら面接時の卒のない受け答えとかそんなところで勝負していくしかないのだろうと。もちろん、金太郎飴ファッションをしていくということは、ある意味、TPOを考えた服装をチョイスできる最低限の空気を読む能力のアピールでもあるわけだから、そんなに悪いことではないと思うわけです。

 ところで人事系の人って、その企業の中長期に渡る戦略やらなにやらを握っているにもかかわらず、どうして各会社の現業から遠い「人事専門の人」がやっているのでしょうか? 専門外の彼らに任せるから、スーツの色がどうこうで判断される危険性が発生し、学生たちを金太郎飴にしているのではないのでしょうか? いまから現業の専門外である人事の専門家に現業も専門家たれ!といってもそれは無理でしょう。でもね、無理なら無理で、せめて興味ぐらいもてよ、と思うわけです。私らの業界だったら、ジョエル・スポルスキーさんの「ソフトウェア開発者採用ガイド」ぐらい読んだっていいじゃない、と思うわけです。現場や現業に対して正しく興味をもつことでアプローチに仕方は変わるだろうし、得られる結果も大いに変わるはずです。




多分ね。

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