2016年1月5日火曜日

発動機を動かすこととビジネスモデルについて

20年近く前の話。

親戚の畑を手伝った時に、水を撒くのに発動機を動かさなければいけなかったんだけど、これが難しくて全然動かない。伯父さんは「この紐を引っ張れば動く」と教えてくれて、彼はいとも簡単に発動機を動かすのだけど、私がやるとちっとも動かない。力を入れてもダメ、早く引いてもダメ。でも何回かやるうちに、上手くひっかかる?引っ張り方みたいなものがわかってきて(一定の力をかけつつ、引く手は徐々に早くする。これを一瞬のうちにやる。わかります?)、いちおうできるようになった。

頭でわかってても、それを実際にできるかどうかは別の話ですよ、ということ。

で、なんでそんなことを思い出したかというと、ビジネスモデル云々の話を最近みたからだ。

ビジネスモデルとは「紐をひっぱれば動く」を説明しているだけで、本当にビジネスができるかどうかは、失敗も含めた試行錯誤の結果「上手くひっかかる?引っ張り方みたいなもの」を会得する必要がある。
これはどちらが大事かという話ではなくて、どっちも必要なものだと思います。