2016年12月25日日曜日

『その「エンジニア採用」が不幸を生む』読了

『その「エンジニア採用」が不幸を生む』読了。

本の中で問題とされていた「ITリテラシーが低い社長がITプロジェクトを推進する」とか「技術のわからない人事が募集要項を勝手に書き換える」とかは遠い国の出来事のようで、いまいち頭にはいってこなかったけど、第4章、第5章は数字も提示されててなるほどー!と思えるところがたくさんあった。
それとあとがきの「特に、エンジニア採用の母集団形成は、マーケティング業務と同じく深い洞察力と創造性が求められる分野です。」については激しく同意なのでありました(付け加えるなら、採用プロセスを進めるにあたっては営業のスキルが必要)。
いやー、読んでよかったッス。

2016年1月5日火曜日

発動機を動かすこととビジネスモデルについて

20年近く前の話。

親戚の畑を手伝った時に、水を撒くのに発動機を動かさなければいけなかったんだけど、これが難しくて全然動かない。伯父さんは「この紐を引っ張れば動く」と教えてくれて、彼はいとも簡単に発動機を動かすのだけど、私がやるとちっとも動かない。力を入れてもダメ、早く引いてもダメ。でも何回かやるうちに、上手くひっかかる?引っ張り方みたいなものがわかってきて(一定の力をかけつつ、引く手は徐々に早くする。これを一瞬のうちにやる。わかります?)、いちおうできるようになった。

頭でわかってても、それを実際にできるかどうかは別の話ですよ、ということ。

で、なんでそんなことを思い出したかというと、ビジネスモデル云々の話を最近みたからだ。

ビジネスモデルとは「紐をひっぱれば動く」を説明しているだけで、本当にビジネスができるかどうかは、失敗も含めた試行錯誤の結果「上手くひっかかる?引っ張り方みたいなもの」を会得する必要がある。
これはどちらが大事かという話ではなくて、どっちも必要なものだと思います。