2012年8月15日水曜日

「Amazon Web Services クラウドデザインパターン 設計ガイド」読了


「Amazon Web Services クラウドデザインパターン 設計ガイド」を読みました。

技術書がとっつきにくくなる理由は、その技術なり機能なりがどのようなケースで用いられるべきかが想像しづらかったりするところです。なんだか凄そうだけど「で?」となってしまう。
しかし本書では、それぞれのパターンはどういった課題を解決し、どのような利点があるのかを簡潔に説明しているためとても読みやすくなっています。利用用途が想像しやすい。良い意味で「カタログ」になっており、紹介されているパターンやクラウドコンポーネントやサービスを組み合わせてどんなことができるかなー、と想像するのも楽しい。技術者だけでなく AWS を利用したサービスやソリューションを考えたり提案するような人も是非読むべき内容であると思いました。

文庫サイズになるか電書になっていつでも読めるようになっていると良いと思うところですが、
"CLOUD DESIGN PATTERN"
のサイト(日本語)もあるので、いつでもふりかえりが可能です。

P.186 付録3に
「利用者として、車輪の再開発をせずに、車輪を使いこなすことが大事である」
とあり、本書をしっかり読み込んで普段の仕事をより効率的かつ合理的にできたら良いなと思いました。

そして、P.131 の「もくもくと雲の写真をアップし続け、…」で著者の姿を想像してニヤッとしましたよっと。