2010年8月6日金曜日

「メンバーの4タイプ例」の話

先日、要求開発やDevLOVEやアジャイルなイベントでお世話になっている方々と一緒に飲む機会があって、その時に
「優秀なエンジニアは飽きっぽい」
という話題がありました。
確かにそれは言えるけど、じゃあ同じような作業を淡々と続けられる人が優秀ではないのかというとそんなことはないですよね、えーと、私が見た資料で、、、とうろ覚えの話を展開してしまったので、二日酔いから回復した頭で再整理します。

下記は「メンバーの4タイプ例(1)」です。出典は、
とありますが、私は
で知りました。
ちなみにこの本、何気にオススメ。気付きが多く、具体的かつ実践的。事例の紹介も良いし、後半のマネジメントの基礎みたいなところも具体的でわかりやすい。

TG:タグボート型 - 先見探偵タイプ
事業として成長可能性が高い新規事業の「芽」を嗅ぎつけ、アイデアベースのものを具現化することを得意とするタイプ。

LM:リーダシップ型 - 率先垂範タイプ
タグボート型が見つけた新規事業の「芽」を成長させる、リスクに対して積極的にチャレンジしながらぐいぐい引っ張っていくタイプ

ML:マネジメント型 - 改善支援タイプ
市場を拡大し、獲得したシェアを管理・調整しながらコスト・イノベーションを起こして利益を最大にしていくのが得意なタイプ

AN:アンカー型 - 絶対死守タイプ
既に獲得したシェアを徹底的に死守する、ないしは万難を排して徹底するなど、守りの要としての活躍が期待され、動いてはいけない環境や業務を死守することが得意なタイプ

さて、ここからはあくまで個人的な意見と前置きをします。

1.「優秀なエンジニアは飽きっぽい」件
「メンバーの4タイプ例(1)」に照らし合わせると、TG型になるかと。TG型の人はようわからん技術や言語でも自身で調べたり試したりして短期間の内になんとかしてしまいます。プロジェクトはやってれば必ずようわからん事態が起きるし、そもそも立ち上げ期ではようわからん状態は当たり前なので、TG型の人は重宝される=優秀となるのかと。

2.飽きっぽくないエンジニアも見方を変えれば優秀な件
TG型の真逆にいるAN型の人は、立ち上げ期のようわからん状態なんかでは、正直言ってTG型の人くらいのパフォーマンスは望めませんが、プロジェクトが軌道に乗ってしまえば淡々と任務を遂行してくれます。管理的な立場にいる人からすると怖いのは「飽きた(嫌になった)からプロジェクトを変えてほしい」と直訴されることだと思います。引き継ぎ要員の選定しなければいけない(同じ人なんかいるわけないので要員選定が大変)し、引き継ぎ期間もあるのでコストもかかります。

しかしそうは言っても(ここからは飲み会で話してない)

3.みんな比率は違うけど、4タイプを内包してるよね
という気もします。
恐らくですが振り返ってみれば、ああ、あのときはTG型なことしてたなとか、いまはML型な仕事してるなとか。
また、その人が現在、足場を固めたいのか、仕事を通じて飛躍したい時期なのかによっても変わるでしょうし。

あまりまとまりのない文章ですが、言いたかったことは「みんなちがって、みんないい」です。




多分ね。