2010年5月31日月曜日

チーム形成の4段階モデル(朝礼スピーチのネタ)

blogのネタもないことなので、今日の朝礼のスピーチ原稿などを(苦笑)

本番時はこんなになめらかに喋れたわけでもなく、アイスブレークで「小善は大悪に似たり、大善は非情に似たり」を言ってむしろそっちに興味をもたれたりとか、まあ、あの、勉強になりました。
ありがたいことです。

■以下、朝礼の原稿

おはようございます。
前回、この場で「契約書の勉強会をやります!」って言ったんですけど、ちょっと自分で自分を忙しくしてしまったりして準備ができませんでした。
最初に謝っておきます。ごめんなさい。

で、今日なんですけど、「チーム形成の4段階モデル」の話をします。

これは検索をすると「1965年にB.W.タックマンが提唱したモデルであり、チームが一体的で効率的なチームになるために通過しなければならない4つの段階、成立期、動乱期、安定期、遂行期がある」といった説明をみつけることができます。

実際にどんな感じか補足すると

  • 成立期はお互い様子見です。どんな人だろう? 何ができるんだろうと様子見をしています。
  • 動乱期はお互いの違いをみつけて反目し合います。あいつの仕事の仕方は気にいらねー、とかです。
  • 安定期になると、お互いの違いやできること、どう接するのがベターかわかってきます。ここまできてやっとまともなチームになったと言えます。
  • さらに進んで遂行期の状態はお互いの理解、認識が深まっており、チームの生産性がフルに、場合によっては相乗効果で個々の実力以上のモノがでたりします。

以上が「チーム形成の4段階モデル」の概要です。

プロジェクトマネジメントの本なんかでは、いかに成立期と動乱期をそつなく切り抜けて安定期以降にもちこむのか留意しなさい、と書いてあったりします。

ではここまでの話でみなさんの部署やチームはどこに当てはまるか考えて下さい。
いろいろね、人も違うしやってる内容も違うから、いろんなケースがあると思います。
立ち上げたばかりだから成立期で、長くやってるから遂行期ってわけでもないです。
大切なことは「チーム形成の4段階モデル」があると知ること。
知っていれば上手くいかない時期は一時的なモノだから大丈夫って思えます。また意識して遂行期に近づいていくこともできます。

いずれにしても、理解し合うにはコミュニケーションを取ることが大事です。
最後にコミュニケーションを取りやすくするコツを紹介しましょう。

とある人が、全然知らない人なんですけどtwitter上で、
「くだらないこともいえないやつに、まともなことがいえるものか」
って言ってたんですね。
本当に腹を割った真剣な話をしようと思ったら、いきなりはできないんですよ。
いきなり言っても「突然なんだ?」ってなるんです。
でも普段からちょっとした会話でもできてお互いの人間性を少しでもわかっていれば、真剣な話の受け止められ方も変わってきます。
だから、まずは他愛もない会話でいいんです。くだらなくて良いんです。

ではみなさん、今週は積極的に「くだらないこと」を言い合いましょう。

以上です。

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