2008年8月20日水曜日

「プロジェクトX リーダーたちの言葉」を読みました

プロジェクトX リーダーたちの言葉

【くるーる】開発日記【kuru-ru】の中の人が

「嫁!」

と言ってきたので読みました。
その際、

「じっくり時間をかけて勉強汁!」
「間違っても1日、2日で読み飛ばさないように!」

と言われたのですが、読書のペースは人それぞれなので(笑)、半日で読み切ってみました。

この本に登場するリーダー達の共通点を私なりに考えてみました。

「メンバーに対する明確な動機付け」
プロジェクトに社会的な意義を見いだしたり、個人や組織を超えたところでやるべき「理由」を説明しています。

「自ら規範となる」
まさにリーディング。自信が率先してキツイ作業を行ったりです。あと登場人物全員が現場主義の人のように思えました。

「人の話を聞く/観察をする」
強烈なリーダーシップでメンバーを牽引しつつも、メンバーの話を聞いたり、多くを語らないにしてもメンバーの状態をしっかり観察していたりします。

これらはリーダーやマネジャー向けの書籍だよく登場するキーワードだと思いますが、この本は、実際に存在するリーダー達が現実のプロジェクトに対してどのようにふるまったか、どのような心構えでプロジェクトをリーディングしていたかが書かれています。
抽象的な文章が多いのですが、事例ベースのため説得力があります。そして熱い!です。

そしてこれらを元に下記を実践していると思います。

「いい感じでメンバーに無理をさせる(笑)」
創造性を問われる仕事を振る、メンバーの実力より高い結果を求める等々。
つまり一緒に仕事をするメンバーの最大限以上を引き出すことで、困難なプロジェクトを成功させているのではないでしょうか。


私なりにもうちょっと考えること。

「リーダーは自分自身をプロデュース/プロモーションすること」
メンバー視線、お客さまやステークホルダー視点で頼れるリーダーであることをアピールする必要があるかと思います。自分はしっかりやっているから大丈夫では足りません。大多数の人はそんなに他人を観察したり興味をもったりはしないものです。


以上、もろもろ書きましたが私自身はまだまだプレイヤーの領域ですね。
「生涯一捕手」ではありませんが、プレイヤーでいられる限りはプレイヤーであり続けたいです。