2007年9月14日金曜日

【メモ】はやい やすい うまい

思うところがあったのでメモ。

QCD(品質、コスト、納期)はプロジェクト計画し進めていく上で絶対必要。
リスク管理をする上でもQCDに影響を及ぼすようなら即、対策を講じる必要があります。

お客さんとプロジェクト前の打ち合わせをすることが多いのですが、その際、必ず伝えることがあります。

「システム開発においてはやい、やすい、うまいはできません。できても二つまでです。」

はやい(納期)、やすい(コスト)、うまい(品質)の一つを達成するのは比較的簡単。
納期を早めたければ、計画段階から要員を多く投入しればいいし、安くしたければテスト作業を絞るなどがある。品質高めたければその逆、テストをしっかりやればいいし、UIデザイナ投入したりアーキテクチャ設計をやったり構築前の準備をしっかりやればいいわけです。

二つを達成するのは結構、難しい。できなくないけど。
納期とコストを優先するなら品質は犠牲になります。
他の項目も一緒。かならず何かが犠牲になります。
納期と品質優先の場合の難易度はかなり高いと思いますが。
(人がいっぱいいればいいってもんじゃありません)

要はバランスです。

コストは何よりも優先されてしまうのでこの制約を覆すことは非常に困難。
納期もマーケティングなどが関連する以上、制約はかなり強いはずです。
これらを優先するのなら品質が必ず犠牲になります。機能を削ることも必要でしょう。

もし三つ全てを優先するのなら……。

それは開発に関する技術や手法に革新的なことがなければ無理でしょう。
努力と根性でできることはたかがしれてますから。